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  昭和56年度 附属図書館の収書活動案内

整理課収書係

 附属図書館は,横浜国大の研究・教育活動を支える基幹的な役割を担っています。限られた予算を効率的に用いて,体系的でしかも特色のある蔵書コレクションを築くために,昭和56年度から収書係が設けられました。収書係では,「図書館資料収集方針」(昭和56年6月制定)に基づき次のような収書活動を行っています。

 @ 第1期収書(大型コレクション)計画 4月

 1件当り100万円以上の人文・社会科学系図書資料を,学内,外の研究者の共同利用に供するために購入する制度で,収書係で各学部の希望をとり図書館資料選定小委員会で調整の上,文部省に申請します。過去,『世界各国地図帳集成』等を購入していますが,56年度は配分がありませんでした。

 A 第2期収書(研究図書整備費)計画 9月

 1件当り原則として100万円以上で,複数の部局・学科・教室の研究者の希望に基づく研究用図書資料を購入する計画です。56年度は,Joint Economic Committee Print 1973〜1980(米国,約240万円)等7件を購入しました。

 B 第3期収書(古典叢書類)計画 10月

 各学問分野において古典的な著作として評価が定まっていて,かつ体系化された叢書を,中央図書館に配置する計画です。56年度は,『ゲーテ全集(ワイマール版,独語)』(リプリント,約92万円)等11件を購入しました。

 C 第4期収書(特別購入図書費)計画 12月

 人文・社会科学系の大学院研究科の基礎となっている学部を対象にした基本的図書資料の整備・充実を目的とした計画で,研究図書館に配置されます。56年度は,『アメリカ鉄道史に関するコレクション』(リプリント,約60万円)等9件を購入しました。

以上@〜Cについては,リストを用意する予定です。

 D 学生用図書

 新刊和書を中心に,各学部の講義に関連する学習用図書及び一般の教養書を購入し,中央図書館2階の開架図書室に配架しています。選定は,図書館資料選定小委員会を通じて各学部の教官に依頼するとともに,収書係でも学術雑誌等の書評をもとに選書を行っています。学生の希望もできるだけ取り入れますので,各カウンターに申出てください。なお,当該分野の基本図書であることを明らかにした書評等が添えてあると手続きが早くなります。

 E 指定図書

 一般教育の講義担当教官の指定した図書については,できるだけ複数部用意したうえで,中央図書館2階の開架図書室に学生用図書と混ぜて配架しています。

以上D,Eについては,各カウンターに分類別収書速報が用意されていますのでご利用ください。

 F 参考図書

 辞典・事典・年鑑・年表・地図帳・書誌目録等研究・教育上不可欠なレファレンス・ツールと言われるもので,「日本の参考図書」,「guide to Reference Books」等各種の書評・解説をもとに,教官等の希望をも勘案しながら収書係,参考係が中心となって収集し,中央図書館1階の参考図書室に配架しています。

 その他,逐次刊行物(雑誌)及び視聴覚資料(語学テープ等)についても収書係で調整を行っています。

 


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